Japan Expo 2014

"Japan Expo" は 毎年パリで開催されるヨーロッパ最大の日本文化とエンターテイメントのフェスティバルで、日本でも X-JAPANYOSHIKIさん、乃木坂48に、ふなっしーだのが出演したのがTVで流れて (いたらしく) ご存知の方もおられるかもですが、 今年はShorin の師匠が初めて "WABISABI 部門” に出品され、ありがたいことに Shorin もそれに便乗させて頂きました。 (^ ^)/  

先日お作品が無事にパリから帰ってきて、この度その "招待出品証明書" なるものが届きました。 Shorinも自分では会場に行っていないので、あまり実感がないのですが、とにかくそのような栄誉にあずかったらしく、お教室で表彰して頂きました。 

このような機会に恵まれましたこと、大変光栄に存じます。 本イベント関係者の皆様と、師匠の内野七色先生はじめお作品の作成あたり関わったすべての方々に心より御礼申し上げます。 

※ お作品も手元に戻ってきて、それは自分でもある思いを込めて書いたものですが、先日御嶽山の噴火があり、そのいたましい被害のニュースが流れる中で、UPすることはすこしためらわれる内容であることから、お作品の写真は少し時をおいてからご覧頂こうと思っています。


   

お教室、どうやって選んだの?:How did you find your school?  

"お教室、どうやって選んだの?"  

これは ”実は書道のお稽古に通っています” と、人に初めてお話しすると、なぜかまずみんながみんな、もれなく聞いてこられることです。 
自分でもちょっと不思議なのですが、ほんとに必ず聞かれて、その確度ほぼ100%です。 (笑) なのでご参考までにですが、私の場合はこうでした、というお話です。 (^ ^)/

理由 その1:JR東京駅から徒歩一分
・仕事おわったあと通うので、駅チカは必須条件でした。 しかも地下街から上がってすぐなので、とにもかくにも稽古場に行くのが楽です。  
理由 その2:授業の振り替え可能
 ・一般的にはお稽古ごとは、曜日と時間が決まっていて、そこで出席できなくてもその分のお月謝は戻ってこないのですが、うちの学校は他の曜日に振り替えができます。 たとえば「今日は仕事がどうしても終わらないので明日に変更させてもらえませんか?」が許されます。 しかもかなり自由に。 (笑) 

理由 その3:授業の合間のお茶とお菓子
 ・自分で甘いものをあまり買わないように気をつけているShorinは、一番初めの体験レッスンでこれに心惹かれてしまいました。
キャッ♪o*1*2oキャッ♪

理由 その4:先輩方はじめ他の生徒さんたちとのお喋り
 ・しょーじき、しょーりんはこれが一番の楽しみかもしれない。。。といったら師匠には怒られそうですが。 (※そうじゃない方も中にはおられるので、そういう方にはお邪魔にならないように極力気をつけているつもりです。)
 
理由 その5:教室の看板の字を見て、この学校の字が一番きれいだなぁ、と思った。 
 ・ここが一番大事なトコロです。 都内には大小さまざまな書道の学校やお教室がありますが、その看板の字がここが一番きれいだな、と思いました。 それがこのリーフレットです。 

やはり書道をやっていた(のに、わたしには一切教えるということがなかった)父から、「いつかほんとに勉強したいと思ったら、一流の先生を見つけて、その先生から教わりなさい。お父さんなんかじゃなくて。」 と言われていたShorinが、その父がなくなったあと、一念発起して自力で探して出会ったお教室です。(^ ^)/  

繰り返しますが、決め手は、お教室の字が一番きれいだなぁ、と思ったから です。 
お菓子やお喋りではなく。ヾ(・ε・。)オイオイホント...(笑)

 

     

*1:〃∇〃o

*2:o〃∇〃

2014 書美院展 出品作品 「舐犢之愛」

書美院展 2014 出品作品です。

今回はまことに多くの方々が、会場にお運びくださいました。 お作品をゆっくりと見て頂き、みなさまそれぞれにご感想を寄せて頂きました。 本当にありがたく、また何よりの励みになります。 Web上で大変失礼ながら、心から深く御礼申し上げます。 誠にありがとうございました。 

舐犢之愛 "しとくのあい” という言葉は、もともと古い中国の漢詩にある言葉です。「犢」(とく)というのは "子牛" のこと、「舐」(し)は "なめる" で、牛が生まれたての子を何度も何度もなめる様子から、そのような愛情の深さ(ときに愚かしさを戒める意味)を表す言葉です。

この言葉を見ると、親が子を思う気持ちがいかほど深いかを思わされ、心が潤うのを感じます。 また、子供時代の両親との思い出がよみがえり、あたたかい気持ちになります。 もうすぐ母の日、東京の町中がきれいなカーネーションや母の日の贈り物であふれる美しい光景が、わたしは大好きです。

同時に、この言葉をみると、少し複雑な気持ちにもなります。 誰もが知っているように、このような愛情を誰からも注がれる機会のない子供たちが、日本にも世界中にも多くいます。 そのことを、私は忘れることができず、あたたかい気持ちとともにすこし切ない気持ちが同時によぎるのです。
 
思い返せばその訳はどうも私の母にあるようです。 私が子供の頃、母の日や父の日に何か特別なことをするのを、母は決して許しませんでした。 私が育った町では、さまざまな理由から、親と一緒に暮らせない子が実に多くいたのです。 

そして 「父の日や母の日といったようなイベントが、あんたの友達の心を傷つけるかもしれないということを、知りなさい。」 と諭し、 果ては 「あんなバカバカしい花屋やデパート都合の商業イベントは無視しなさい。 母は、母の日が大嫌いです。 母の日母の日って、母がいない子はいったいどうしろというのだ。」 と切って捨てました。 ( ※ ほんとうに大嫌いだったらしく、毎年プースカ怒ってました。)

Shorin の母は、そのようにすこし気難しい人だったのですが、その思慮深さが私は大好きでした。 

今年もまた母の日がやってきて、Shorinはすでに亡くなった母と、お友達のお母様のために少しお花を買って、楽しんで過ごすつもりですが、同時に、その日親と一緒に生きることができない子が、世界中には数多くいるということを、忘れずに心に留めておきたいと思います。 そしてその子たちが、それは時に、とても難しいことかもしれないけれど、希望を失わず、自分の未来に向けて、自らの力で強く歩み進んでほしいと、心から願っています。  

最後になりましたが、今回のお作品も、書美院 院長 内野 七色先生 のご指導の下、制作いたしました。 難しい薄墨(うすずみ)での線の鋭さとにじみのふくらみの両方を表現したく挑戦するShorinに、 ”もっと墨全体をしっかりと一体になじませてから書かなくちゃ。” とのアドバイスを頂き、その通りにして書いてみると、嘘のように良い線になりました。 またこのような発表の機会を頂きましたこと、心から深く御礼申し上げます。 

今後とも、より良いお作品を見て頂けるよう、精進するつもりです。 どうぞよろしくお願い申し上げます。 



松凛


Firstly, I would like to thank all the people who come to see SHOBIIN TEN this year and see my calligraphy work. I received a lot of comments and warm messages. I truly appreciate it.

This four character idiom, originally from an old Chinese poem, is about how doting parents can be. SHI is to lick, TOKU is a calf, AI is love, and this expresses how (sometimes foolishly) deeply parents can love their children. The idiom describes how cows repeatedly lick to clean their babies. Thinking of these words reminds me of how deeply parents can love their children which for me is very heart warming. I am reminded of the special times shared with my parents and how wonderful and beautiful it is when parents and children truly love each other.

Mother’s Day is here and I know that I really enjoy the lovely scenes in Tokyo of mothers receiving beautiful flowers and other wonderful gifts from their kids. At the same time however, I also have some mixed feelings when I see this. As you know, there are many children in this world who cannot receive such affection from anyone. I just cannot forget that, I am reminded of the time when I was a child.

My mother would never allow me to do anything special on Mother’s Day or Father’s Day. If I may explain, there always were many classmates of mine who could not live with their parents for various reasons and my mom felt that celebrating Mother’s (or Father’s) Day could hurt their feelings. She would say: “Just ignore such stupid commercial events and don’t do anything special in my home. I hate Mother’s Day.”

My mother was a somewhat difficult lady but I did love her thoughtfulness.

I know I will enjoy Mother’s Day again this year. I will probably get some flowers for my mom who is in Heaven and will surely not forget the many children who cannot live with their mothers and who might be feeling sad on Mother’s Day.

I wish that these children will never lose hope and strive to achieve their dreams although it sometimes might be difficult.

Lastly and the most importantly, I wish to express my gratitude to my teacher, UCHINO NANAIRO-sensei. It was really difficult for me to use USUZUMI and I received valuable advice from Sensei. His instruction is "to mix all the ink thoroughly." Then I apparently followed his instruction and then I was able to draw much sharper line, miraculously, I also appreciate that I was allowed to join the exhibition.

Again. thank you for all those related to this exhibition and the people who came up to see the works.

Shorin

お迎えのブーケ: Welcome Bouquet 

さきにご紹介いたしました、"書美院展2014 内野七色と愉快な書家たち"  連日多くのみなさまにお越し頂いており、心から御礼申し上げます。

いよいよ本日 4/27(日)最終日 (16:00 まで)です。 東京駅八重洲中央口地下、”八重洲ギャラリー" にて。 お近くにお越しの際は、是非お立ち寄りくださいませ。(^^)/  

初日にお友達のひとりから、小さな "べにばな” のブーケを頂きました。 あまりに可愛くて期間中受付に飾り、お迎えのお花にさせて頂きました。 べにばなはとても強いお花で、ずーっと元気で、しゃんと姿勢を正して、お客様のお出迎えをしてくれています。 

心のこもったお花、とても嬉しいです。 ありがとうございました! 

Shorin のお作品は、後日アップさせて頂きます。 ぜひご覧くださいませ。 (^^)/

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書美院展 2014 : SHOBIIN Exhibition 2014

(English follows Japanese)

東京は今年も桜が見事に咲きました。 みなさまには、お花見、旅行やら、パーティーやら、あるいはお散歩やら。。。楽しまれたことと存じます。 

そのお花見パーティーも終わってしまい、しかも今年は消費税もあがり、なんだかつまんなくて ”ああGWが待ち遠しい。。。。” という方々もおられるかもしれません。 (笑)  

さて、そんな時期に、Shorin にとっての一大イベント、毎年この季節恒例の "書美院展 2014" が下記の通り開催されます。 東京駅八重洲地下のギャラリーで、会期は 4/21(月)〜 4/27 (日)です。
 
このイベントは、Shorin の師匠である、内野 七色先生の書壇 "書美院" の作品展です。 Shorin のお作品も会期中展示して頂いています。 お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。 

もちろん、お作品は後日このブログでもご紹介させて頂きます。 乞うご期待! (^^)/   

Cherry Blossoms were wonderful here in Tokyo earlier this month. Hope you enjoyed OHANAMI trips, parties or even just walks.

The parties have gone, sales taxes increased this year... suppose some might be missing something and cannot wait for GW. LOL.

Well, one of the most important annual events for me, SHOBIIN TEN 2014 will be held as above. A small gallery in TOKYO YAESU underground mall, from April 21th (Mon) to Apr 27th (Fri).

This is my teacher, UCHINO NANAIRO sensei's art group, SHOBINN exhibition. My calligraphy work will be displayed there throughout the period. If you have a chance, please stop by and have a look at them.


Of course, I will update my work on my blog here later. Please don't miss it! :)

新春展作品 「智」: NewYear Exhibition "TOMO"

いよいよ春、新しい出会いの季節です!
今年はどんな出会いがあるのかな、と、楽しみなShorinです。 (^^)/

さて、Shorinは大いに反省をしております。 実は、前回の記事が 「長い。。」 と結構文句が出たのです。 なので今回は短く。(笑) 

今年初めの、所属書壇 「書美院」 ”新春展” というイベントに出品させて頂いた、少し小さく楽しいお作品が、先日手元に帰ってきました。 

Shorin の本名は 「智子」 というのですが、実はお知り合いの息子さんがおなじ 「智」 という名で、リクエストがありプレゼントにと書いたものです。 私が子供の頃そうだったように、その子も天体や宇宙が大好きな ”天文少年” とのことで、全体を太陽系に見立ててみました。 

右の半円 (紙の透かし模様) が太陽、「矢」 「口」 「日」 の各パーツが惑星、というイメージで周囲に配置しています。 ただ、「日」 は太陽のことではなくて、この字ではもともとは 「曰く (いわく)」です。 

印も同じく半円を中心に位置していますが、大きいほうが  「喜福」  もちろんその子の幸せを願って。 小さいほうが 「凛」 私の雅号からです。 

ちょっと遊び感覚で楽しく書いたお作品です。 まだご本人にはお送りしていないのですが、気に入ってくれるとうれしいな、と思っています。 (^^)/
 
この楽しいお作品も、書美院 院長 内野 七色先生 のご指導の下、制作いたしました。 

まことに丁寧にご指導頂きましたうえ、わたしのいろいろな "こだわり" にもOKを下さいました。 
心から深く御礼申し上げます。 

松凛

東京書作展選抜作家展 2014 【出品作品】 「雲揺らぎ」 

東京書作展選抜作家展 2014 出品作品です。  

「雲揺らぎ」 ー 題材は、中国初唐の詩人、宋之問 (そうしもん) の七言古詩です。

「至瑞州驛見杜五審言・沈三佺期・閻五朝隱・王二無兢題壁慨然成詠」 

このとても長い題名の詩の解説は下に載せますが、ごく簡単に言うと、政変のために仲間とバラバラに流罪にあった作者が、途中の宿の壁にその仲間たちの詩を見つけ、自分もそれに続いて、憂いの気持ちを詠んだものです。 「雲揺らぎ」 はその詩の一節

 「 雲揺らぎ 雨散じ 各々翻飛し 海闊(ひろ)く 天長うして 音信稀なり 」  

からとりました。 そしてこの作品は、もうすぐ3年となる 3.11 東日本大震災の被災者の方々に寄せるものとして、書きました。

Shorinは毎年一度、ささやかな形ではありますが、被災者支援のボランティア活動に参加させて頂いています。 

そのなかで、帰るべき場所を失いあるいは奪われて、いつになったらもとの平和な故郷での暮らしに戻れるのだろう、という不安を抱きながら、それでもそれぞれの今をしっかりと生きる人達のことを知りました。 

傷ついた被災地に残って、あるいは避難して移った今の在所で、おそらくこの詩に詠まれたような不安と同じ気持ちをもって、いまも日々、空を眺めておられるのではないかと、またその心の傷はおそらく、経験ない者の想像は及ばない深さとお察ししています。 

復興への道は、誰の目にもとても長く険しく見え、その困難の程を考えるとき、憂いを感じずにはいられません。 

それでもわたしは、被災された人たちのことを決して忘れておらず、その悲しみをたとえ少しでも共にし、これからも長く心を寄せ、自らに出来る事を続けてまいりたいと考えています。 今回の作品は、そのことを表現したく、書いたものです。 



東京が大雪に埋まった2月15日に始まったこの書道展も、無事に会期終了いたしました。 今回はこれまでになく多くの皆様が会場にお運びくださり、作品をご覧頂きました。 (なかには私にはナイショでいらして下さっていた方も。。。あとで知りました! (^^)/ ) 

足元の大変悪いなか、はるばる上野までお越し下さった皆様、本当にありがとうございました。 また、難しい隷書の大作に取り組むShorinを、激励しつつ丁寧にご指導頂きました、書美院 内野七色 先生 と先輩後輩諸氏、そして本展に関わる関係者のすべてのみなさまに、心から深く御礼申し上げます。 

今後とも、よりよいお作品を見て頂けるよう、精進を重ねる所存です。 ご指導、ご鞭撻の程、どうぞよろしくお願い申し上げます。

松凛


 ※ 以下、作品解説です。


「至瑞州驛見杜五審言・沈三佺期・閻五朝隱・王二無兢題壁慨然成詠」 宋之問 
 
日本語にすると、「瑞州驛(たんしゅうえき)に至り、杜五審言(とごしんげん)・沈三佺期(しんさんぜんき)・閻五朝隱(えんごちょういん)・王二無兢(おうにぶきょう)が題壁(だいへき)をみて、慨然(がいぜん)として詠(えい)を成す」 

となるのですが。。。。やっぱりよくわからないですね。 (笑) 

タイトルの中にある、杜審言・沈佺期・閻朝隱・王無兢 というのはすべて、作者宋之問と同時期の詩人の名前です。 宋之問を含めこの方たちは揃って則天武后の臣下であったために、則天武后の失脚後それぞれバラバラに流罪となったのですが、ある宿屋に作者の宋之問が泊まったおりに、その壁に前述の四名の詩を見つけ、嘆き憂いつつ自分もあとに続いて読んだ詩である、ということです。 



逐臣北地承厳譴   逐臣(ちくしん) 北地(ほくち)に厳譴(げんけん)を承(う)け
謂到南中毎相見   謂(おも)へらく  南中(なんちゅう)に到って毎(つね)に相見んと
豈意南中岐路多   豈(あに)意(おも)わんや  南中(なんちゅう)には 岐路(きろ)多く 
千山万水分郷県   千山万水(せんさんばんすい) 郷県(きょうけん)を分かたんとは
雲揺雨散各翻飛   雲揺らぎ 雨散じ 各々(おのおの)翻飛(ほんぴ)し
海闊天長音信稀   海闊(ひろ)く 天長うして音信(おんしん)稀なり
処処山川同瘴癘   処処(しょしょ)の山川(さんせん)は  同(みな)瘴癘(しょうれい)
自憐能得幾人帰   自ら憐れむ  能(よ)く幾人(いくにん)か帰るを得ん

 
われら追放の臣下は 北の都で厳しい裁きを受けたものの
南へ行けば  いつでも会えるものと思っていた
しかし思いがけないことに 南方は分かれ道が多く
無数の山川が 村や町を隔てているではないか
雲が絶えず流れ 雨がばらばらと降り散って
海は広く 天は果てしなく遠く 便りもめったに届かない
至るところ山川は 毒気が立ちこめ
いったい幾人が  無事に都へ帰れるのだろう


書体は 「隷書」 という書体を使っています。 

上段に大きく 「雲揺」 下に全文を細く書いていますが、ここでは、字の大きさも間隔も、はじめ大きく後に行くほど少しずつ小さく書いています。 典型的な隷書作品のように、きちんと測ったかのように目星をつけて、詩のリズムと字数のとおりに整列させて書くこともできるのですが、しませんでした。 

すこし自由で、自然なクオリティを、加えたかったのです。

「絶えず流れる雲」 その揺れる表情と似ている、と感じて頂れば、とてもうれしく思います。
 
Shorin