第36回 東京書作展 【奨励賞】

うれしいご報告です♦♫♦・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦

今回 "第36回 東京書作展" におきまして奨励賞という賞を頂きました。 

これは東京新聞社主催 (文化庁、東京都後援)の年に一度の大きな書道展で、わたしが所属する書壇はじめ全国から多くの方々が出品されるのですが、望外の入賞に驚くとともに、大変光栄なことと、ありがたく存じおります。

驚きというのも、実は師匠 内野 七色先生の道場でこの一枚をちょうど書き始めたとき、お稽古の終了時刻が迫ってきているのに気がつき、とにもかくにも急いで書いてしまわなければ、と、いろいろ考えずにただ ”がしがし” と筆を進め、最後まで書き終わった時に、すこし粗雑感が強いような気がして、この一枚は失敗作としてごみ箱に直行かな。。。と思った瞬間、師匠が  「それいいじゃない、置いておけば?」  と言ってくださった一枚です。 

このような競技会に出品するときは、何十枚も同じものを書いて、そのうち良さそうなものを何枚かとっておき、最後は師匠に一枚決めて頂くのですが、この一枚は、そのほかのすべての  ”何枚か” を超えて、最後に師匠が 「これだな。存在感があるね。」 と選んで下さった一枚です。 (Shorin自身はあまりに意外な一枚で、「え、これっすか?」と思わず確認したほどです。(笑) ) 

その意外な一枚が、さらに予想外に賞まで頂いて、本人はいたって恐縮するやらいいのかしらと思うやらですが、「このような時は、素直に喜びなさい。」と学生時代の友人に諭されたことがあり、その言葉どおり、とても素直に喜んでおります。(^ ^ )/

また、会場には知り合いの方々がかわるがわるお作品を見に来てくださいました。 わざわざ足を運んで来てくださる方のあることがなによりもありがたく、感謝の気持ちに潤されております。
 
 今回のお作品も、師匠 内野 七色先生の忍耐づよいご指導と皆様の激励の賜物、わたし自身は自らの歩みが遅いことがただ恥ずかしいばかりではございますが、これからもより良いお作品を見ていただけるよう、精進する所存です。 今後とも、ご指導、ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願いいたします。  師匠はじめ書美院の諸兄、ならびに本展の関係者のすべてのみなさまに心から御礼申し上げます。 

 松凛